株式会社市川環境エンジニアリングが資本参加しました株式会社上総安房クリーンシステムは、このほど千葉県木更津市・君津市・富津市・袖ケ浦市・鴨川市・南房総市及び鋸南町(以下「7自治体」)と第2期君津地域広域廃棄物処理事業(以下「本事業」)に 関する事業契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。
現在、木更津市・君津市・富津市及び袖ケ浦市(以下「君津地域4市」)は、君津地域広域廃棄物処理事業を実施しており、市内で発生する一般廃棄物の中間処理を株式会社かずさクリーンシステム(※1)に委託しております。 当社は、株式会社かずさクリーンシステムにも参画しており、2002年より同地域におけるごみの安定処理に貢献してまいりました。
本事業は、この君津地域広域廃棄物処理事業が2026年度に終了することに伴い、現行の君津地域4市に、鴨川市・南房総市及び鋸南町を加えた7自治体が新たに行う、一般廃棄物処理施設の整備・運営事業となります。また、本事業はPFI方式が採用され、PFI法第6条に基づく「民間提案制度」(※2)が、全国で初めて一般廃棄物処理PFI事業で活用された事例となります。
市川環境グループは、本件への資本参加及び事業協力を通じ、地球環境貢献企業として廃棄物の適正処理や資源循環を促進すべく努力していく所存です。
【本事業概要】
1)事業名称 :第2期君津地域広域廃棄物処理事業
2)発注者 :木更津市・君津市・富津市・袖ケ浦市・鴨川市・南房総市及び鋸南町
3)事業主体 :株式会社上総安房クリーンシステム(特別目的会社)
・所在地:千葉県富津市
・出資者(2020年10月現在)
日鉄エンジニアリング㈱(代表企業)・鹿島建設㈱・㈱広築
㈱市川環境エンジニアリング
*7自治体が2020年度中を目途に出資予定
4)総事業費 :74,600,000,000円(税抜)
5)事業方式 :PFI事業(BOO方式(※3))
6)事業用地 :千葉県富津市新富21-3(日本製鉄株式会社所有地)
7)事業スケジュール :環境影響評価・設計・建設期間
2020年10月 ~ 2027年3月(6年6ヶ月)
運営・維持管理期間
2027年4月 ~
8)施設概要 :シャフト炉式ガス化溶融炉(※4) 477㌧/日(159㌧/日×3炉)
【完成予想図】
※1:株式会社かずさクリーンシステム(所在地:千葉県木更津市)は、君津地域4市及び当社を含む民間企業3社が共同出資し運営している君津地域広域廃棄物処理事業の特別目的会社です。
※2:PFI法(民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律)第6条にて、公共側の負担軽減と民間活力の一層の活用を図るため、民間が実施しようとする事業に関し、実施方針等を公共に提案できる制度です。
※3:BOO方式とは、建設(Build)、所有(Own)、運営(Operate)の略。民間が設計・建設・運営維持管理をし、施設所有も民間に委託する方式です。(建設および運営にかかる資金を、プロジェクトファイナンスにて調達。)
※4:シャフト炉式ガス化溶融炉は、廃棄物を約1800℃の高温で溶融処理し、安定・確実に処理するシステムです。
*日鉄エンジニアリング株式会社のプレスリリースは、以下をご参照ください。
「【受注】第2期君津地域広域廃棄物処理事業」
https://www.eng.nipponsteel.com/news/2020/20201002.html
<本件に関するお問い合わせ>
株式会社市川環境エンジニアリング 担当 中新田 直生 Tel:047-376-1711